2023年の春に創作活動を開始してから、丸3年が経ちました。これからも小説を書いて生きていきたいのですが、漫然とした歩みにならないようにするために、本日5月18日以降、この3年間の活動内容や作品の見直し等を行おうと思います。主な作業は公開・完結済の既存作品の表記改稿作業ですが、ほかにもあります。詳細は以下のとおりです。
(1)サークルカバー画像とプロフィールアイコンの変更
サークルと呼べるような活動内容ではないのですが、Fantiaやpixiv FANBOXなどの各サイト、あるいはSNSで用いているカバー画像(ヘッダー画像)と、プロフィールアイコンを変更しました。
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カバー画像もプロフィールアイコンも自作だったのですが、フリーのお絵描きソフトとフリーのブラシを使って、あまり深く考えずにパパッと用意したものなので、正直ずっと「ダサいな……」と思って3年間を過ごしてきました……orz
自分で描ける技量はないので、このたび、カバー画像に使う有料素材を購入しました。文字入れは自分でやるしかないので、テキストのデザインや配置はやっぱりセンスがなくてどこかダサいのですが、そこはもう目をつむるとして……。プロフィールアイコンのほうは、有償で素敵なイラストを描いていただきました。サークル名の「宝石うさぎ」をモチーフにしたデザインとなっております。かわいくてきれいで透明感があって、ものすごーく好みぴったりに描いていただけました(*ノˊᗜˋ*)ノワーイ
(2)活動サイトの追加・プラン名変更
この5月から、新たに3サイト(ハーメルン、Nolaノベル、Berry's Cafe)での活動を開始しました。これにより、矢崎未紗が作品を投稿しているWebサイトは以下の12サイトとなります。
・Fantia
・pixiv FANBOX
・pixiv
・ムーンライトノベルズ(ノクターンノベルズ含む)
・小説家になろう
・ノベルアップ+
・アルファポリス
・エブリスタ
・ハーメルン
・Nolaノベル
・Berry's Cafe
・Xfolio(実質活動停止中)
また、Fantiaとpixiv FANBOXの有料プランの名前を、「五風プラン」から「有料プラン」に変更しました。
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活動サイト追加の目的は、「もっと多くの読み手に作品を読んでほしいから」の一言に尽きます。掲載サイトが多いと、それだけ更新作業や、誤字・脱字の修正作業の回数が増えるので、正直とてつもなく大変なのですが、「読み手に作品を届けるため」にできりる努力は惜しみたくない所存です。
ほかにも投稿サイトは多々ありますが、活動するサイトは自分の中に基準を設けて選んでいます。(たとえば読み手の数ならカクヨムさんも多いのでしょうけれども、諸事情でカクヨムは絶対に使わないと決めています)
各サイトにどのような頻度でどのような作品を掲載するかは作品ごとによって異なりますが、規約の関係上、Fantiaだけが全作品(全年齢・R18問わず)を掲載できている、という状況は変わらないと思います。また、FantiaとFANBOXは有料プランがあり、有料プラン会員様を優遇する形で更新するという方針も変えない予定です。
UIやお使いのデバイスとの相性もあると思いますので、これまでどおり、読みやすいサイトで拙作をお読みいただければと思います。
有料プラン名の変更は、特に個別の名前を付けておく必要がないので、わかりやすく「有料プラン」というそのままの名前に変更しました。どちらのサイトでも、月額500円という金額は変わりません。
また、これを機に、各サイトのプロフィール文や、活動概要などのテキストの内容も見直しをしました。
(3)表記改稿作業の実施
これまでに公開し完結した既存作品について、表記改稿作業を行います。表記改稿作業は、追加した3つの活動サイトでの作品公開と並行して行う予定です。ただし、以下の作品はこの作業が大幅に遅れる見込みです。
・長編作品、超長編作品
・長編に付随する短編(例『同じ夜はまだ遠く』など)
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3年という月日が経過する間に、様々な作品を書いて、推敲して、その都度表記について悩んできました。本棚がまるで生き物のように姿を変える(≒本が減ったり増えたりする)ように、表記ルールもまた、日々少しずつ、何かしらが変わります。そのため、すべての作品に絶対的な表記ルールを適用する、ということは難しいのですが、それでも一度歩みを止めて、2026年4月までに公開・完結した既存作品について、表記改稿作業を一斉に行おうと思います。
週1回を目安に、「新サイトで作品公開&既存サイトで表記改稿」を行います。既存サイトの場合、基本的にはサイレント改稿になりますが、表記改稿を行うのと同時に作品の表紙画像も変更する予定です。「表紙画像が変わる=表記改稿が実施された」ということになります。
長編作品の表記改稿が遅れる理由は、もちろん文章量が多いからですが、単なる表記改稿ではなく、リメイク(≒設定を変えたり、シーンの追加・削除をしたりするなど、大幅な変更を加える作業)を考えているからです。そのため、基本的に表記改稿作業は短編、中編のみを対象に行う予定です。
表記ルールってなんぞや?というと、単語一つ一つについて「どの漢字を使うのか、送り仮名はどうするのか」などを自分で決めたルールのことです。(参考:矢崎未紗のXの投稿)
(4)生成AIと、R18作品の創作に対する姿勢と方針の表明
カバー画像とプロフィールアイコンの変更、および活動サイトの追加に伴いまして、各サイトの自己紹介文に、「AIに対する矢崎未紗の姿勢と方針について」と、「リアルとフィクションの線引きについて」のBlog記事のリンクを追加しました。(文字数が少なくて記載できていないサイトもあります/該当記事は以下をクリック)
・AIに対する矢崎未紗の姿勢と方針について
・R18作品に対する矢崎未紗の姿勢について
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生成AIに対する姿勢と方針についての記事は、今年の1月に公開したものです。生成AIがすっかり社会に馴染んできましたので、生成AIを使っているのかどうか、一人の書き手として明確に表明しておく必要があるなと思った次第です(一切使っていませんし、今後も使うつもりはありません)。
その件に加え、2026年2月に公になったマンガワン問題を受けて、リアルとフィクションの線引きについてのBlog記事を新たに書きました。リアルとフィクションの違いを正しく認識していること、R18作品を書くからといってリアルにおける性犯罪を容認しているわけではいないことを、R18作品を書く者として明示しておきたい次第です。
これら2つの記事のURLをプロフィール文に記載することで、私の創作者としての姿勢と方針を明確に示したいと思います。
(5)2026年内の活動予定
2026年は、活動を開始した3サイトへの作品公開と表記改稿作業を行う予定です。そして水面下で、女性向けR18小説(TL小説)の制作を行います。
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なぜ水面下なのかというと、時間をとってでも表記ルールとしっかり向き合いたいことと、今後の創作活動の方向性を模索するためです。
制作した作品は、これまでどおりFantiaとFANBOXで先行公開→のち、ほかサイトでも公開、という営みをする予定ですが、2026年5月現在、今年中に新作の発表ができる見込みが立っておりません。新作の制作は日々行っていますが、これまでどおり、可能な限り質を高めたうえで発表したいので、しばらくの間(数カ月くらい)は、じっくりと作品制作に取り組みたいと思います。(わかりやすく言うと書き溜め期間とさせていただきます)
以上が、この5月以降に行っていく作業です。
「自分が読みたい作品」を愚直に書き続けるエネルギーは、なんとか自分で賄えているのですが(エブリスターで頂けるスターもたいへん励みになっております)、「この内容でいいのか? この方向性でいいのか? これで面白いと思ってもらえるのか?」と悩むことは多々あります。もしよければ、そんな悩みに光明となるかもしれませんので、作品の感想など、各サイトの機能を使って教えていただけますとたいへん嬉しいです。
また、創作活動の支えにもなりますので、長期ではなく短期でも構わないので、Fantiaまたはpixiv FANBOXの有料プランでご支援いただけると助かります。
Fantia / pixiv FANBOX
有料プラン会員様限定の長編作品がありますので、それを読んだら無料プランに切り替える、という形でも大丈夫です。
こちらの『聖女は筋肉兵士に発情する』という作品が、商業作品として電子書店様で配信されております。おしとやかな聖女様×ぶっきらぼうな筋肉兵士の、一目惚れから始まる濃厚えっちありのTL小説です!
こちらをご購入くださると、それもとても嬉しいです。Web公開版に比べてしっかりブラッシュアップできてボリューム増になった作品なので、ぜひぜひお楽しみください。(詳細Blog記事はコチラ)
<電子書店様リンク>
どうぞ今後とも、矢崎未紗の恋愛小説をお楽しみくださいませ(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ペコ
〆
R18作品について、一人の書き手としての明確な姿勢と考えを表明しておく必要があるかと思い、このような文章を綴ります。
(1)契機
「この作品はフィクションであり、実在のものとは一切関係がありません」……このような注意書きは、日本に住んでいれば誰もが必ず一度は目にするものです。私はこれまで、「リアル(現実世界)とフィクション(作品)は別物で、混同してよいものではない」という認識は、至極当然のように持たれているものだと思っていました(少なくとも成人した大人ならば持っていないはずがないと思っていました)。
ところが2026年2月、通称マンガワン問題と呼ばれる不祥事が公になりました。本件に私は非常に強い憤り、怒り、苛立ち、気持ち悪さ、嫌悪感を抱きました。加害者および加害者の関係者に対しても、いまだに憤怒の念を抱いています。これ以上の負の言葉を語りたくないので本件に対する感情の表出はここまでにとどめておきますが、この件を知った私は、「一人の書き手として、何も行動をせず、これまでどおりの態度のまま創作活動をしてよいのだろうか?」と悩みました。
これまでにも残念ながらこの国で、あるいは他国で、いっそフィクションなのではないかと思うほどの事件は起きていました。漫画家による犯罪も、初めてのことではありません。それでもマンガワン問題の内容は、直接の加害者だけでなく加害者と関係のあった企業や教育機関の対応も含めて、筆舌しがたい嫌悪感を私にもたらしました。リアルとフィクションの線引きができておらず、フィクションのノリで子供に残酷な性的加害をする大人がいるなんて、信じたくないほどの衝撃だったのです。
この不祥事を知った直後、「R18作品を創作している自分は、そんな情けなくて気持ちの悪い大人に養分を与えている側なのではないか」という気がしてしまい、二週間ぐらいはずっと心がざわざわしていて、気が気ではありませんでした。自分が書く作品は基本的には女性向けですが、「女がR18作品を書くということは、結局そういうことを望んでいるんだろ」と言われかねない。女性が被害者になることについても、自分は助長してしまっているのではないか――そう思うと、自由に創作を楽しむ心すら翳ってしまっていました。
そんな自分の中のざわつきと向き合い続けている間に、問題発覚から約三カ月が経過しました。
R18作品を書くということは、決してノーリスクではない。それでも私は、小説を書いていきたい。全年齢もR18も、頭の中に浮かぶストーリーを形にしたい。そのリビドーを消すことはできない。
そんな自分の思いを心の中心に据えたうえで、「一人の書き手」としてどうするべきか、考えがまとまりました。それは、「リアルとフィクションの線引きをしている」という姿勢、そして、「R18作品を書いているからといって、リアルにおける性的な問題を軽視しているわけではない」という姿勢を明示していこう、というものです。
自分自身が性的な問題の被害者にも加害者にもならないために。また、自分以外の誰かが性的な問題の被害者や加害者になる理由に、私の存在や作品が使われてしまわないように。そのために、明確な姿勢と考えを表明しておきたいと思います。
(2)矢崎未紗の作品
矢崎未紗が創作するすべての小説作品は、現実世界の日本国と外国の歴史や文化(時代を問わず)をベースとした世界観によって構築されています。作品によっては、明らかに「現代日本が舞台だな」とわかるような作品もあります。ですが、そうした作品であっても、「現実世界の日本国をベースにしている」だけです。すべての作品が矢崎未紗の作り出したフィクションで、現実世界に存在する一切合切のものとは異なります。また、リアルに存在するもの(人、集団、団体、国家、思想、宗教、歴史、文化など)とは一切関係がありません。まずはこの前提をご理解ください。
(3)フィクション(作品)における不正行為
矢崎未紗が創作する小説作品は、すべてフィクションです。そのため、作品内おける表現や登場人物たちの言動、起こる事件や出来事などは、必ずしも現実世界の規則や倫理観に合致しているとは限りません。自由な表現の一種として、あるいはストーリーの必要上、「リアルの規則や倫理観に照らし合わせたら不正行為と言わざるを得ない展開」も生じる可能性があります。
(4)リアルとフィクションの線引き
(2)(3)を踏まえ、矢崎未紗はフィクションとして創作した作品内で不正行為を描くことがあります。だからといって、現実世界の規則や倫理観を蔑ろにする意図は、すべての物語および矢崎未紗には一切ありません。
現実世界の日本国において、児童(十八歳に満たない者)との性交等は、法律によって禁じられています。(参照:児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律) また、児童以外の対象に対しても、同意のない性行為は明確な犯罪です。いかなる理由があろうとも、同意のない性行為は許されるものではありません。同様に、性犯罪に限らず、法で定められたあらゆる違法行為は、絶対にしてはいけません。
現実世界の規則や倫理観に合致しているとは限らない表現やストーリーを描くことがあったとしても、矢崎未紗はリアルとフィクションの線引きを強く認識し、「自分たちが生きる現実(リアル)」と「作られた物語(フィクション)」とは別物であるとの前提に立って物語を書いております。R18作品を書いているからといって、リアルにおける性犯罪および犯罪行為、不正行為を容認することはありません。法に反していない、たとえばセクハラやパワハラ、カスハラなどの、社会的に望ましくない行為についても、決して容認、擁護することはしません。
(5)読み手に求めること
作者として読み手の皆様に求めることは2つです。1つは、矢崎未紗がこのような姿勢と考えで創作活動をしていることをご理解いただきたいということ。そして2つ目として、私と同じように、リアルとフィクションの線引きをしっかりと持っていただくことです。
エロ漫画やエロ小説があるからといって、現実世界においてそれらの作品の内容を真似してよい理由にはなりません。ましてや同意のない性行為、および性加害、その他あらゆる犯罪行為、非社会的な言動をするなど言語道断です。フィクションをフィクションとして楽しむ姿勢を、どうか失わないでください。そして同時に、リアルにおいてはあるべき規範を守り、「いかなる性犯罪も不正行為も許さない社会」を作る一員であると、たまにでいいので意識してみてください。
以上の内容を、今後はR18作品を書くたびにあとがきに必ず入れようか……とも検討しました。しかし、あまりにもしつこく入れると作品を楽しむノイズになってしまいます。非常に悩みましたが、こうしていつでも読み返せるBlogでの表明、また、このBlog記事をプロフィールにリンクするという形で、上記の姿勢を常に示している……ということにしたいと思います。
様々なR18作品が、リアルで誰も傷付かない範囲で、フィクションとして多くの方に楽しまれますように。心からそう祈っております。
初出:2026年5月18日
改稿:----年--月--日
〆
昨今のAIを取り巻く時局に鑑みて、一人のクリエイターとしてAIに対する姿勢と方針を表明しておく必要があるかと思い、このような文章を綴ります。
(1)AIへの認識
すでに多様な分野でAIが活用されていますが、ここでは主に、「媒体を問わず作品を作り出すことのできる生成AI」と、「文章の校正を行う文章校正AI」の二つについて言及します。
まず「生成AI」とは、事前に「学習データ」をインプットされたAIが、その学習データに基づいたアウトプットを行うものと認識しています。つまり、与えられた「1」という数字をこねくり回して2,3,4……100という数字を作り出すだけで、生成AIは決して、「0から1を作ること」はできない、との認識です。
そして「文章校正AI」も同じく、事前に校正のルールなどのデータをAIにインプットし、AIはそのデータに基づいて文章の「正しさ」を判定しているのであって、自己学習などの深くて複雑な思考性能を持っているわけではない、と認識しています。
(2)AIの問題点への認識
主に生成AIの利用に関して噴出している問題点だと思うのですが、AIに事前にインプットする「学習データ」――これに、作者(権利者)の許可なく、あらゆる媒体の既存作品が勝手に利用されている、というのが一番の問題点かと思います。私の目にする範囲ではイラストや漫画が顕著だと思うのですが、文章作品や音楽作品、映像作品も例外ではありません。クリエイター側としては、「自分の作品が自分の許可なくAIの学習データとして利用される」という権利侵害の問題があるだけでなく、「そのデータに基づいて自分の作品によく似た作品がAIによって生成される」という、非常に複雑な問題も派生していると認識しています。
文章校正AIに関しては、問題点というほどでもありませんが、文章校正AIの指摘を鵜呑みにするのはたいへん危険である、と認識しています。「文章校正AIだからこそ正確な校正ができる」なんてことはまったくなくて、文章校正AIについては正直、「Wordに標準搭載されている文章校正機能と大差はない」と思っています。つまり、Wordの機能が完璧でないように、文章校正AIもまったく完璧ではなく、妄信するのは非常によろしくないことかと思います。
(3)AIへの方針
以上を踏まえ、矢崎未紗という一人のクリエイターとしてのAIへの方針は、以下のとおりです。
①生成AIはその種類を問わず、自分が直接使うことは決してない
②文章校正AIを利用することはあるが、AIの指摘事項は決して鵜吞みにせず、指摘ポイントは必ず自分で資料等にあたり、確信を得てから採用する
まず、①について。
私は自分の作品表紙などの画像を自作することがありますが、そうした画像制作に、生成AIは絶対に用いません。また当然ながら、生成AIを用いて文章作品を制作することも絶対にしません。「全文じゃなくてほんの一部……あらすじだけでも……」ということもしません。本文もあらすじも、自分の作品は必ず、自分の中から生まれた言葉だけで制作します。
作品表紙の画像背景は、自分で制作せずにBOOTHなどで購入した素材を使っていることがあります。そうした購入素材、あるいは明確に「フリー素材である」と規定されてネットで公開されている素材――そうしたものも、できれば生成AIで作られたものではなく、人の手で手間暇かけて作られたものであってほしいと思っていますが、自分以外の誰かに対して、生成AIを使うことを制限する権利は、当然私にはありません。ですから不可抗力的に、生成AIで作られた素材を使ってしまうことはあるかもしれません。それでも、自分の文章作品は必ず、自分の力で作ります。生成AIは使いません。
②について、文章校正AIとして現時点で利用実績があるのは、アルファポリス様(https://www.alphapolis.co.jp)のAI校正機能です。
文章校正AIは、「誰かの作品を勝手に学習データとして用いたのではなく、辞書や日本語文法など、公的に利用できるものが学習データに用いられている」と、性善説に基づいて認識していますが、一点だけ、常に確認するようにしていることがあります。それは、文章校正AIを利用するにあたって、「自分の作品が学習データとして利用されるか否か」ということです。
アルファポリス様のAI校正機能は、「校正内容や文章は大規模言語モデル(LLM)の学習データとして使用されることはありません」と案内されています(出展:https://www.alphapolis.co.jp/pages/ai_emend/about)。私はこの案内文を信じて、自分の作品が学習データとして利用されないので、この機能を使っています。言い換えれば、「AIによる文章校正を行うにあたり、自分の作品が学習データとして参照される」という文章校正AIであれば、私は使いません。
方針①、②に共通するするのは、「人の手で作られた作品が、AIの学習データに使われるのは許せない」という考えです。
あらゆる生成AIは、誰かの作品が無許可で学習データに使われているものだと思っていますが、それは明確な権利侵害です。作者がプロかアマか、発表された作品が有料か無料か、それらを問わず、すべての作品と作者の権利は守られるべきです。勝手にAIの学習データに用いられることは許せません。
また、私は文章校正AIに自分の作品を学習データとして提供するのは許可できない、と考えています。私の作品は、学習データに利用されるために制作したものではないからです。ですから、自分の作品が学習データに利用されるような文章校正AIなら、絶対に使いません。
(4)アルファポリス様のAI校正機能について
現時点ですでに利用実績のあるアルファポリス様のAI校正機能について、補足をしておきます。
アルファポリス様の「小説AI校正とは」というページ(https://www.alphapolis.co.jp/pages/ai_emend/about)でも記載されているとおり、正直この機能は完璧なものではなく、個人的には、評価できる部分のほうが少ないです。この機能によって発見できた誤字脱字はもちろんありますし、根本的に用法が間違っていた語句について知ることもできました。しかし、指摘事項には疑問符が浮かぶことが多く、鵜呑みにする気は最初からありませんが、この機能を使うことでむしろ、文章が悪化する可能性もあるのでは、と少し懸念しています。一例として、この小説AI校正機能に、「〝荒らげる〟は〝荒げる〟の誤用で、〝荒げる〟が正しい」と指摘されたことがあるのですが、「荒らげる」こそが本来の表記であって、決して誤用ではありません。現代では「荒げる」のほうが多く使われている、というのが実情ではありますが。
そうした懸念点はありますが、今のところ、自分の手の届く範囲で最も使いやすい文章校正AIなので(自分の作品が学習データに利用されない、という絶対条件もクリアしているので)、今後もこの機能を使うことはあると思います。ですが、方針②にあるとおり、決してAIの指摘を鵜呑みにはしません。指摘事項は辞書を基本とした資料を必ず参照し、そのうえで正誤の判断をしっかりと自分自身で行います。
(5)広義のAI利用について
主に作品制作に関するAIについて言及してきましたが、直接的に作品制作に関わることのない場合に、ChatGPTを利用した実績はあります。また、今後も使うことはあります。
利用実績としては、以下のような問いをChatGPTに投げたことがあります。
「〝たたきつける〟の〝つける〟と同じ意味、用法の〝○○つける〟という言葉を十個挙げて」
「2025年にテレビで紹介されたラーメン屋で、元フレンチのシェフが店主のラーメン屋は?」
前者は、「つく・つける」という語句の表記ルールを整理していた際に、手軽に単語を列挙してもらえるかと思って尋ねてみました。結果としては、いったいどういう理由、根拠で「同じ意味、用法である」と判断されたのか、それがまったくわからない語句が羅列されて、ろくに使い物になりませんでした。それに結局、「○○つける」という語句を見つけるたびに、その一語一語の意味を複数の辞書で調べるので、ChatGPTには「ただ単語を出してもらう」という仕事しか任せられず、表記を検討する仕事は任せられませんでした。
また、後者は自分で検索してもお目当てのラーメン屋が見つからず、ChatGPTを頼った次第です。でも結局、ChatGPTも人間と同じように「テレビ ラーメン フレンチ」でネットを検索しているだけ……だと思うのです。いわゆる「ググる」という作業を、人間の自分より早くできるだけ……と思ったら、ChatGPTもそこまで有能ではないなと感じました。検索方針や回答の仕方を細かく指示すれば秀逸な結果を出してくれるのでしょうが、私にとってのChatGPTの価値は、せいぜい「自分より早くラーメン屋を検索して見つけてくれる」程度のものでしかないようです。
ということで、ChatGPTを使うことは今後もあるかもしれませんが、それは私にとってはあくまでも、「Googleで検索する」という作業の延長線にすぎません。また検索結果については、文章校正AIと同じく決して鵜呑みにせず、結局は自分で調べ直して、自分で納得したものを答えとします。
以上が、AIに対する矢崎未紗の姿勢です。
各サイトのプロフィールなどに記載はしていますが、私の作品をAIの学習データに利用することは許可しておりません。今後も許可することはありませんので、宜しくお願い致します。
AIのすべてを否定する必要はないと思いますが、すべての作品と作者の権利はしっかりと守られるべきだと、それは強く思います。どうか、作品と作者の権利が守られたうえで、誰かを不快にさせるためではなく、正しい方向でAIが使われますように。
(本文章は2026年1月31日時点のものであり、今後変更される可能性が皆無ではありません)
〆